永遠のモータウン

永遠のモータウン/監督:ポール・ジャストマン


「1960年代、アメリカポピュラーミュージックの世界においては英国の音楽が驚異的な勢いでその版図を広げていた。ビートルズローリングストーンズ、ザフー、キンクスなど、ブリティッシュロックの伝道者たちは、ブリティッシュインベイジョン(英国の脅威)と呼ばれ、米国の若者たちの関心をアメリカ音楽から徹底的に奪っていった。
そんな中、唯一彼らに対抗し得た存在こそがモータウンレコードである。デトロイトの小さな町のレコード会社からマーヴィン・ゲイスティービー・ワンダー、シュプリームス、といった後世に名をのこす偉大なミュージシャンが輩出された。また白人音楽としてのロックンロールに転化されたR&Bを、再び黒人の力とし、またそこに都市の空気を注入することによってソウルミュージックという音楽的なスタンダードを作り上げるまでの土台を築き上げたのもこのモータウンレコードである。この映画は、そんなモータウンの栄光の陰のもとで、歴史には出てこないが、常にモータウンミュージックとともにあったミュージシャン「Funk Brothers」にスポットを当てている。」

長々と書きましたが、めちゃくちゃファンキーな映画です。
FUNK Brothersのメンバーによる回想・インタビューパートと、彼らが現在活躍中のアーティストとライブ会場でセッションするパートがあるんですが、やっぱり後者はノリノリです。僕はゲスト歌手は、チャカ・カーンジョアン・オズボーン、ベン・ハーパー位しか知らなかったんですが、収録されているものは基本的に万人受けするものだと思います。モータウンの歴史的意義だったり、その周辺のエピソードに興味が無い人はドキュメンタリーパートは退屈かもしれませんが、そもそもそういう人はこの映画見ようと思わないでしょう。てかチャカ・カーンやっぱ好きです。声もだけど顔も。知らない人は検索しないようにね。