ADSL光ファイバーなどブロードバンド(BB)環境の普及で、
ネットを通じて手軽に動画を見られるようになった。
そうした中、ネットだけで見ることができる「ネットムービー」を
新たな広告手法として活用しようという動きが広がっている。
ネットムービーはテレビコマーシャルのように
放映枠などにとらわれず、放映料も必要ない。
国境も超え多くの人に見てもらえる利点がある。
ネットムービーの「今」について探った。
(引用元:MSN-Mainichi INTERACTIVE
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/coverstory/news/20040604org00m300136000c.html

ネットムービーを広告表現の一つとして利用しようっていうのは数年前から盛んに試みられてて、2002年のカンヌ広告賞のサイバーメディアを用いたinteractive creativeに対して与えられるサイバーライオンという賞でも、BMWのHPのショートフィルムが選ばれていたはず。このネットムービーを使った広告っていうのはこれからどんどん普及していくんだろうけど、

  1. 他媒体での広告表現(戦略)との融和・調和・促進効果を高めるスキームをしっかりと確立すること
  2. ネットムービーを用いることで得られる利益と影響といったものを企業に説明するアカウンタビリティ

のようなものが求められていくと思う。
2に関しては計数的な広告効果の測定っていうのはずっと広告業界にとっての重要課題だし、最近は大手の広告代理店やその関係リサーチ会社なんかがそういった枠組みを作ろうとしているみたいだけど、どんなかんじなんでしょう??

以前お菓子のテレビCMをネットと連動させて見た結果、テレビCMだけを見た人の中でその商品を購入した人の割合に対して、テレビCMとネット両方みた人の中でその商品を購入した人の割合は10%ほど高くなったらしい。ただこのリサーチ結果(そんなに厳密に調査条件とかを詳しくみてないけど)、CMを見るだけで止めた人と、CMを見てネットまで見た人とでは、明らかに初期段階での商品に対する関心度合が違ってて、それが最終的な購買行動に結びついた可能性を考えると、結局ネットの効果はどれほどのもんかってことは、よくわからなくなるんじゃ?まあこれに関してはどこかの賢い人が答えをだしてくれるでしょう。